全長：2m 継数：1 自重：：95g パワー：ミディアムヘヴィ ルアー範囲：3.5〜12g ライン範囲：6〜12lb
スモラバやネコリグをカバー最奥のピンスポットに正確に滑り込ませる。その器用な繊細さとは裏腹に、カバーの中でも多少の強引さを厭わず力強いファイトで獲る。フィネスとパワーが両立し得る限界点まで、それぞれの特性を高め融合した超実戦仕様のベイトフィネスロッド、ストライダー。
「軽量ルアーを扱えるミディアムヘビー」という特性から思い浮かぶ、今まで攻略できなかったあのシチュエーション……一筋縄では口を使わないカバーに潜むタフバスを、テクニカルかつ正確なキャストで緻密に攻めて攻め落とすために。
ベイトフィネスに代わりスピニングPEパワーフィネスが流行、「吊るし」が一般的なテクニックとなった近年。だが、上からの吊るしだけでなく、カバーと水面の狭い隙間をダイレクトに狙うアプローチが必要な状況は、今でも確実に存在する。その究極は、水面を滑り抜けるスキッピングだろう。
しかし、最近のバスは着水音を嫌がる傾向が強く、いかにもという派手なスキッピングでは逆効果。音の問題を解消しようとルアーを軽くするほど、ベイトタックルでは難易度が上がってしまう。スピニングタックルでは比較的イージーだが、ブレーキが掛けにくく、ルアーの到達点のコントロールが難しい。
ストライダーの場合、アメンボのように「サササササッ」というイメージで、水面にはわずかな波紋だけを残し、可能な限り存在感を消して、ピンスポットに優しく正確に送り込むといった、本当に釣るためのテクニックとしてのスキッピングを実践できる。
ベイトフィネスで使用する軽量ルアーを、正確に扱うことができるソリッドティップを持ちながら、ベイトフィネスロッドとしては強めのMHというバットパワーは、まさに実戦からの要求。どれだけ正確なキャストが決まろうとも、獲れなければ意味がない。
この一見アンバランスな設定は、アキュラシーキャストでカバーを攻めるだけでなく、中層やボトムの操作系の釣りにもマッチし、軽いリグでもダイレクトな操作感で繊細に動かすことを可能にしてくれる。
さらには、シャッドや小型クランクベイト、小型スピナーベイト、小型ブレーデッドジグ等、小刻みな振動も明確に感じ取れるため、フィネスな巻きにも対応。ライトウエイトバーサタイルとしての性能も兼ね備えている。 |
