45mm 2.0g フェザーシンキング HOOK：ヴァンフックPLB-49♯10
ヘビーシンキングでは攻略しづらい浅瀬等の攻略に対する平本仁の回答がフェザーシンキングという概念。
平本のパイロットルアーであるD-コンパクトの内蔵ウェイトを刷新して誕生したのがD-コンパクトFES（Feather Sinking）なのです。
渓流を歩いていき“ここをやろう！”って思ったり“おいしそう！”ってポイントはみんな大体共通で、ある程度深さがあったりするもの。ただ意外と見落としがちなのは30〜50cmといった浅い流れのスポット。“こんなところ多分いないよな...根掛かりしそうだなぁ”と思って見逃したりスルーしがちなものである。しかし良く考えてみるとそこに魚はいて、フライの人たちはそういうところを狙っている。そしてまぁまぁなサイズを出しているのだ。D-コンパクト45（ヘビーシンキング）でもそういったところをなんとか狙ってはいたが、どうしても根掛かりを恐れるので操作がせせこましくなり、釣りが速くなってしまっていた。魚をキャッチすること以上に、ボトムをキャッチしないように...のほうに気がいっちゃっていたのだ。
フローティングではダウンしか有効性が薄い。ヘビーシンキングだと根がかりを回避する為の操作が頻繁に必要となりテンポが速くなってしまう。このようなポイントで使えるミノーをと思い試作したのがD-コンパクトのライトチューンモデルだ。求めたことは多く、目視で根がかりを回避でき、釣れるアピール力を備え、ベイトでキャスト可のウエイト、様々なアクション演出に応えられ、複雑な流れにも飛び出さないスイム力を備え、使いやすく釣れるミノーであること。これらのことを可能にするバランスは？重さは？。 タングステン、鉛、鉄、真鍮による多様なウエイトバランスの中から得た最適なスイムバランスはスローシンキングでもなく、サスペンドでもなく、まさしくヘビーシンキングとの相関関係をイメージさせる2.0ｇのフェザーシンキング（FES）だった。（平本仁） |
